2008年01月20日

真鯛の目

真鯛の目

 真鯛の目 包丁さばき にらんでる

昨年の日記をみていたら、1月に「鯛をさばいた」と書いてあり

年に一度ぐらいは、おめでたい鯛を 家でさばいて丸ごと一匹たべるのもいいかもと、

鯛を一匹買うことに。

さばき役の夫に 鯛を買ってくることをたのみ

昨年は、私がちょっと けちって 養殖の鯛にしたら

油がとっても多く、少し後悔。

今回は 天然の鯛を買ってきてと 夫に頼んだのです。

前回は うろこが あちこちに飛び散るのを楽しみながら うろこ取りをしたものの

今回は つるるんと うろこがないのです。

お店で 内臓とうろこ まで 取ってもらったのこと。

私は 鯛を絵に書きながらも うろこのなさが寂しいのでした。

一年ぶりに 魚をさばき包丁をにぎる 夫の手により 鯛の頭はたたき割るように 切られるのでした。

刺身にしてから 「あっ、皮をはぐのを忘れていた」という 夫の一声。

白い皮がついていた お刺身は その皮が固くて 噛み切れないので、焼いて食べることに。

息子に「魚のおろし方を教えてやりたい」と、いきごんでいた 去年と違い

せっかく買った 真鯛だったのに なんとなく気合がはいっていない様子の夫なのでした。

やっぱり やりたい時が旬であり 人に言われて仕方なくやるのは 何でもよくないような。

人間にも死にざまがあるように 、魚にも死にざまがあるのでは・・・と思いながら

真鯛の透明なゼリーの下の 黒い瞳をみました。

魚屋のうまい包丁さばきで 刺身にされるほうが 魚だってきっと 成仏できるのでは・・・

おいしそうな 真鯛も素人の包丁さばきで もったないような 鯛に申し訳ないような。

ちょっと こりごりした 我が家の遅い正月のような 鯛のお話でした。

でも これで家族も盛り上がったので やっぱり 我が家の遅いお正月料理かな。

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Posted by himagure  at 13:10 │Comments(0)

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