てむづり通信・木版画と飛騨の暮らし

　


　もう７月中旬だというに、すみれを発見。

我が家の、ほとんど手入れをしてないプランターに　ひっそりと。

そして、表面にけばがあり、手触り柔らかい光沢がある、ビロードの布そのもの。

子どもの頃、まるで写真館で記念写真を写すときのような、
おしゃれな洋服姿にそっくりです。

プランターの手入れをしてなかったのが申し訳なくなりました。

バラとか　しゃくやく　のように目立って人に見られなくとも

すみれは　パーテーィに出席するような華やかさをもち　咲いているのです。

きっと　どんな小さな花でも　そうなのですね。

それは、家庭という小さなお城をを守る主婦にもつながること　・・・・・

ビロードの優しい肌触りと光沢のあるスミレは、どんな小さなことでも

誇りをもつように。

そんなことを、話しかけているようでした。