2009年06月11日
ネパールと版画
ネパールで版画カレンダー作り
この春、ネパールに滞在しながら制作した 版画カレンダー。
「5月の末から 6月の始め頃には 見本を送るから」と 現地の
印刷会社の社長さんの言葉を 、日本に帰ってから いつも気がかりでした。
そろそろ 見本が来るはず と、
私が 夫に話すと「 あいつらの ことやで いつになるか わからん」という返事。
夫は 20数年前に ネパールの発電所で仕事をしたり、エベレストのベースキャンプに行ったほどで
ネパール人の気質を良く知っているらしいのですが。
「でも、もうお金を前金で払ってあるんだし、ちゃんと約束したし・・ビジネスなんだから・・」
と、強調したものの、なんだか内心は ちょっと不安」
そんな話をしていた翌日、ネパールからのカレンダーの見本が届いたのです。
思っていたより 早い到着。
そして、まだメールアドレスを印刷会社に教えていなかった私は 、あたふたと
「届いた」という返事を送るため、2回目の ネパールへのメールを送ることに。
しかし、なんだか上手くいかずに、お世話になった宿のオーナーにメールをして
「見本が届いたからと、印刷会社に電話して、私のメールアドレス教えてください」
なんて 頼み、その日のうちに 、印刷会社のほうから メールが来て、ほっとひと安心。
ネパール人だから、、とか、そんな偏見をこえて
ちゃんと 仕事を通して 人と人との信頼関係が成り立っているような そんな喜びを感じたのです。
大手の会社なら 大量に輸送料金も安く、ネパールで制作しても 価値がある。
私のような 小さな一人の 少量で 輸送料金も高くつき
いったい、何をしたいんだろう・・・何が出来るのだろう・・と何度も 何度も思うとき
ネパールの宿のオーナーの好意、印刷会社の社長さんの 私のような一人の
ちいさな ちいさな 個人の注文を大切にしてくださってくれていること
そんな ことがとても嬉しく、「ストーリーのある物作り」を大切にしたいなと、
カレンダーなどを作るだけでなく、そんな制作過程の様子なども
皆さんに伝えられたらな・・・と こんな長いブログになってしまいました。
まだまだ、メールで 訂正箇所などを 連絡する(つたない 英語で辞書を片手に)こと
を 済ませなければなりません。
早く、メールを入れて、発注しなければいけません。