2021年09月29日

鳥を弔う秋の空

鳥を弔う秋の空
秋の雲
空を飛べない我が
鳥を弔う日

何かが壁に当たったような
音と共に
2階のガラス窓付近
から羽が舞い飛ぶ
もしかしてと
地面を見下ろすと
やはり、一羽の鳥が
地面に横たわっていた
ガラスにぶつかり即死
このままでは
猫かカラスに
無惨な姿にされては
この場で
そんな様子は見たくないと
新聞で覆い
袋に入れた
空を飛ぶ鳥の重さを
感じながら
河原まで運び
石の上に置いた
鳥の体の羽を間近に
恐々と見ないように
しながらも
間近でみる
鳥の羽毛の美しさ
川音
木々の揺れる音
空を飛ぶことのできない私が
鳥を弔う日

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Posted by himagure  at 20:54 │Comments(0)

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